のぼりの歴史やその成り立ち
広告で良く見る店頭ののぼりには伝統美術としての側面もあります。
たとえば、江戸時代にできたといわれるこいのぼり。
名前のとおりもともとはのぼりから発展したものです。
こいのぼりはもともと、節句のぼりというものがあり、節句のぼりの中の鯉の滝登りという立身出世の図柄から発生したといいます。
のぼりの図柄は、大人が子どもへ幸せな人生を送ってほしいという願いが込められ、願いが天に昇り通じるようと、のぼり旗の形態になったとも言われています。
鯉の滝登りは、のぼり旗の付属品である鯉のこまねきがもとになっています。
江戸時代には、武家の家の男の子の出世を願って、家の庭先に飾られました。
こいのぼりには、立身出世の願いがあるのです。
さつきのぼり、鯉の吹き流しという別名があります。
鯉が題材になっているのは中国の故事で、鯉は急流の滝をのぼり、登竜門をくぐって天に達して龍になるという、登竜門のエピソードがもとになっているといわれています。
同時に、こいのぼりと同じ節句のぼりには、武者のぼりというものがあり、これは武士の姿の図案が特徴的なものです。
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